”もっともっと自然を楽しもう”
絵本の会員が大好きな自然をテーマに絵本を楽しみます。
「めであるく」「かたちをきく」「さわってみる」
さて、今月はどんな本が集まるかな~
3月のもっともっと自然を楽しもう
*ひま
「ちいさいひなた」
山田美津子 作
佼成出版社

3月になり、青森も朝晩の明るさが長くなっ
てきました。
おひさまの力も強く、日向にいると暖かくぽか
ぽかになります。
もう、春も近いですね。
ひなたは、しあわせのぽかぽかです~
ちいさい さんかくの ひなたは ゆらゆらゆ
れて、形を変え、つかまってみたり、きえてみ
たり。
そして、なんだかねむくもなります。
昔、家に居たわんこも、体半分の日差しをあび
るのが大好きで、よくひなたに座っていました。
とても懐かしく、その縦半分にちょうど良く日
差しが当たるように座る姿を思い出します。
ひなた座りの中途半端な姿が、その時の私の気
持ちと共に思い出されます。
春だもの!みんなが手に入れられる、日向を存
分に楽しみましょうよ!
*にゃんこ
「はるいちばん」
青山 友美
講談社

自然の中の「風」の本を、自分のテーマとして
探してきた一年間でした。
最終回として、わかりやすい題の
「はるいちばん」を選びました。
カバー見返しに「きょう、かぜがかわった。」
とあります。風がテーマだなとうれしくなります。
女の子が捕まえに行こうとしているのは何かな?
というワクワク感でいっきに読み終えます。
主人公のセリフのほかは、全部風を表現している
擬音。
声に出して読むのは難しいけどいろいろ試してみ
るという楽しさもあるものですね。
元気な女の子の行動に元気をもらえます。
*葉っぱ
「まんまるダイズみそづくり」
ミノオカ・リョウスケ さく
福音館書店

朝台所からいい香り~
おみそ汁のおみそがダイズというおまめからで
きていることを知った男の子。
みんなで春のたねまきからおいしいおみそ汁を
自分で作るまでのおはなしです。
手前みそ、昨年2月に仕込んだ我が家のみそも
一年たって、まろやかになりました。
上出来です。


今年はこうじ3倍の白みそを作るつもりです。
おみそはもちろん、栄養いっぱいのダイズ食品。
植物性たんぱく質をとりましょう!
今日も試食付きです。
・いり豆
・ずんだチョコ
・とうふバー
(ガトーショコラとスウィートポテト味)
*ラムまま
「ぼくたちのかしの木」
ゲルダ・ミューラー 作 ささきたづこ 訳
文化出版局

本棚から見つけたこの絵本。いつ頃購入したのか
思い出せず(加齢のせいなのか、情けないです
が~)読み返してみて改めて森の美しさに惹か
れ、手元に求めていたことに納得しました。
ベンジャミンとカロリーネの兄妹は、森林官のおじ
さんの家を訪れます。秋の森から物語が始まり、い
とこのニッキーが大切に思っている大きなかし
の木を中心に四季が描かれています。
植物や動物たちの姿が、緻密な絵で図鑑のよう
に描きこまれています。
自然と人間の共生とはどういうことなのか、お
じさんの言葉から教えられます。
これからも森が豊かに保たれるように願い、自
分ができることを考えていかなければとも思っ
たのでした。
*温泉
「土の色ってどんな色?」「土のコレクション」
作 栗田宏一 作 栗田宏一
福音館書店 フレーベル館

ポカポカに誘われて雪の下から顔を出す3月は
「土」の絵本です。
大地の「色」の美しさ 世界中の土のコレクショ
ンの写真絵本でもあります。
2003年の栗田さんのワークショップに参加し、
私も土でいろいろ遊んでみました。
*ルビー
「やさしいやさいのオイシンピック」
文 かこさとし
絵 中村 信
農文協

自然との関わりを考えた時、最も影響を受ける
もののひとつに米・野菜などの農作物があると
思います。
昨今の野菜などの高騰にしても、天候不良や異
常気象が関係しているようで、スーパーで気軽
に買えなくなっています。
そんな時、この絵本を思い出しました。
この絵本に出てくる元気いっぱいの春夏秋冬の
野菜を見ていると、なんだか力がわいてくるよ
うな気がするから不思議です。
春はすぐそこ・・・・手頃な値段の春野菜を
たらふく食べたいですね。
*ぺこぺこ
「城崎ユノマトペ」
作 tupera tupera
NPO法人 本と温泉(城崎温泉旅館協同組合)

離れてみて再発見した青森の豊かな自然のひとつが温泉資源です。
「城崎ユノマトペ」は開湯1300年の城崎温泉ゆかりの人々や動物が登場します。
カランコロンという下駄の音などのオノマトペで城崎の雰囲気を伝える、城崎でしか手に入らないじゃばら絵本です。
tupera tuperaさん達も城崎温泉をよく訪れるそうですよ。
2月のもっともっと自然を楽しもう
*ぺこぺこ
「ゆきのあさ」
ステフィ・ブロコリ さく
アノニマ・スタジオ

何年か前のクリスマス会のプレゼント絵本です。
じゃばら式になっていてひろげるとほぼ1枚の白いなが~い紙に。えっ、なに?よく見ると凸凹の型押しの足跡と白い雪の扉をひらくと動物たちが現れる仕掛け絵本。
未だに三匹目の動物が何か確信を持てないでいた(ヤマアラシ?)ので、あべ弘士さんの「雪の上のなぞのあしあと」のように今回調べてみたのですが、足の裏までは分かるのですが、足あととなると・・・。
ちなみにあべさんの絵本のなぞの足あとはアザラシでしたね。
*ルビー
「ゆきのひ」
加古里子 さく/え
福音館書店

青森は、お正月前後に大雪で大変でした。
ここのところ、その大雪は他の地域に移っていて
青森は少し落ち着いていますが、再び大雪が
降ったらと思うとゾッとします。
この絵本は、60年近く前に書かれた絵本ですが
雪国の生活の楽しみな部分と困難な部分が描かれ
ていて、自分の子供時代と重なり懐かしく思い出
されます。
令和の今は、楽しみ方も大変な事も様変わりして
ますが、あと少しの間、雪と上手に付き合って
いきたいと思います。
*ひま
「ゆきのひ」
エズラ・ジャック・キーツ ぶん・え
きじま はじめ やく
偕成社

「ゆきが よるじゅう ふっていたんだ
どこを みても ゆきが つもっていた」
ピーターの住む町は、一晩で景色が変わってしま
う青森にそっくりです。
ゆきですべったり、足跡をつけたり、庭木の雪を
つついてみたり。
雪で遊ぶ楽しさが伝わってきます。
大人の私の近頃の楽しみは、雪室野菜。
知人から聞いて、凍ったりしないのか?
恐る恐る試してみました。
玄関前の雪の塊に棚を作り、その中に家じゅうの
野菜を置いています。
とってもイキイキしていて、取り出すのが
うれしいです。
雪国に住んでいるんだから、大人も雪を楽しま
なくちゃね。
*ラムまま
「14ひきのさむいふゆ」
いわむら かずお
童心社

昨年12月に逝去されたいわむらかずおさんの
14ひきシリーズの中で一番好きな作品です。
小学生の時には、大雪や吹雪で休校の日がありま
した。
家に閉じこもるように待機し、宿題をしたり、
工作をしたり、隣家の幼馴染みとトランプをした
りして過ごしたことが、この絵本を読んで懐かし
く思い出されます。
吹雪が止んでおひさまの光がうれしかったこと。
雪の白さがまぶしかったこと。そり滑りが楽しか
ったことも、14ひきの家族が思い出させてくれ
ました。
雑木林のなかの14ひきの家族の暮らしは、
四季おりおりの自然の美しさとともに色んな思いをもたらせてくれました。
「素敵な絵本をありがとうございました」
との感謝の気持ちでいっぱいです。
*にゃんこ
「あたし ゆきおんな」
富安陽子 文 飯野 和好 絵
童心社

「ゆきおんな」というとホワイトアウトが浮かぶ。
10数年前の冬、国道7号線でホワイトアウトを
経験した。
辺りは真っ白。何も見えない。
前を走る車のテールランプをたよりにそろそろと
運転した。
風がやみ、吹雪が収まった。やれやれ。そのとき
あれ?ここどこ?周囲は見知らぬ土地。
雪女に惑わされた!と一瞬、思った。
目印になる建物も交通標識も看板も見えぬ中、
前の車のテールランプに気をとられて、
来たことのない道へ走りこんだらしかった・・・。
今年度、4月から「風」の本を探してきた。
2月は、風と雪・・吹雪の話をと思ってこの本を
選書した。
昔話の雪女の話とは異なっていて、雪女について内緒話を
教えるように語っている。
音読したくなる富安陽子氏の文が魅力的。そして
ホワイトアウトの恐ろしさを思い出させてくれる飯野氏の絵。
ゆきおんなは、美しく怖い。そして、切ない。
そんな魅力が沁みる。
書庫に入れっぱなしにしておくのは、もったいない。
*温泉
「オレンジいろのペンギン」
葉 祥明 絵・文
佼成出版社

2月の絵本は南極へ。
地球上で一番寒い場所、ペンギンに会いに行って
みましょう。
葉祥明さんの地平線の美しい風景と絵本の中から
南極の澄んだ空気までも届きそうな絵です。
大自然の厳しい中人間も動物も、本当に大変だと
戦ったり縄張り争いしている場合でなく、共に
協力、助け合わなければ生きていけません。
かわいいオレンジいろのペンギンは、いろんな
メッセージを届けてくれます。
「you are the special one]
*koo
「にぐるま ひいて」
ドナルド・ホール ぶん
バーバラ・クーニー え
もき かずこ やく
ほるぷ出版

1980年「コールデコット賞」受賞のこの作品
は誰もが知るところの名作です。
古き良き時代のこのやさしいアメリカの暮らしぶ
りは私の強い憧れでありながら、実現できないと
思う世界です。
今の世の中やアメリカを思い、こんなにすばらし
い時代があったのに人はそれを手放して新しい欲
をおいかけてしまうのだなあとしみじみ思いまし
た。
自然と共に生きたこの時代の美しさ、すばらしさ
を思い返して文明に毒されたこの脳を浄化したい
と思う今日このごろです。
*葉っぱ
「ひと粒のチョコレートに」
文 佐藤清隆
絵 junaida
福音館書店

はなをくんくん~
ほら、この表紙からもういい香りです。
バレンタイン商戦、美しいチョコ、高級チョコ
かわいいチョコ、いろいろあふれていてうっと
りですね。
チョコレートがカカオ豆から作られていること
は、みなさんご存知と思いますが、人類が
カカオに出会ってからチョコレートを作りあげ
るまで、一万年近くの長い歴史があったことは
知りませんでした。驚きです!
この本の著者佐藤清隆さんは、大学でチョコレ
ートなどの食品油脂を専門とする食品物理学の
工学博士です。
カカオの実からチョコレートになるまでには自
然の力と人間の工夫や努力があったことを教え
てくれます。
junaidaの細部までこだわりの絵も、わかりや
すくチョコレート王国へ導いてくれます。
読み終えたら もう食べないわけには いきま
せん!
この本との出会いを機に、地元青森や弘前でも
オリジナルなクラフトチョコレートが作られて
いることを発見しました。
チョコレートの世界は、身近かなところでさら
に変化していました。
さあめしあがれ~
みんなで試食です。
2025年1月のもっともっと自然を楽しもう
クリスマス会プレゼント絵本
*ぺこぺこ
「よかったなあ」
詩 まどみちお
絵 あずみ虫
理論社

コロナの息苦しさを感じる東京での生活の楽しみは駒沢公園散歩。その延長で近場の山歩き、その後は弘前公園の植物園に頻繁に通い詰め、二拠点生活によって自然観察に目覚めさせてもらい「よかったなあ」
ほんとうに草花や木がどんなところにもいてくれて「よかったなあ」
植物はどの地もめいめいに違ったり、同じだったり,興味ある発見があったり「よかったなあ」
あずみ虫さんの絵は色合いが好きなので出会えて「よかったなあ」
こんな絵本をクリスマスプレゼントにもらえて「よかったなあ」
*温泉
「ぼくがここに」
詩 まど みちお
絵 きたむら さとし
理論社

2024年クリスマスプレゼント絵本。
はじめましての詩。はじめましての絵。
「生きること」「存在すること」の尊さを独自の
感性で、表現された絵本。
※まどさんの他の絵本「せんねん まんねん」
「くうき」「水はうたいます」「よかったなあ」
を読み比べてみました。
ここから世界へ 地球へ 宇宙へ そこには、
自然の存在、摂理 不思議や驚き 発見 感謝に
あふれていた。
*koo
「水はうたいます」
詩 まど みちお
絵 nakaban
理論社

前回のプレゼントも「水の森」。
どうやら「水」にご縁があるようです。
詩は、「ぞうさん」の「まどみちお」
まどさんは、なんと104才まで生きた人なんですね。
評に「まどさんはすぐそばにある奇跡に気づく人」
とありましたが、この絵本はその言葉を実感させてくれます。
・・・一滴の水はまるで透明な音符。
それはうたいながら世界をめぐる・・・
*ルビー
「落ち葉」
平山和子 文と絵
平山英三 構成と写真
福音館書店

クリスマスプレゼントの絵本です。
最初の林の写真を見て、去年10月末の十二湖
トレッキングを思い出しました。
本当に美しい・・・
一枚一枚の絵の描写がすばらしくとても描いている
と思えずまるで写真のようです。
それほど深く鋭く観察しているのでしょう。
大雪の青森だけど雪がとけたら雪にうもれていた
落ち葉が姿を見せることと思います。
その時を楽しみに今しばらくは雪とおつきあいしましょうか。
*にゃんこ
「どんぐり」
たての ひろし
出版社 小峰書店

絵本の会のクリスマス会のプレゼントの絵本です。
「どんぐり」というと子どもとの関係が深そうな
イメージを持っていましたが、表紙のどんぐりは
とってもスタイリッシュ!
表紙を出して飾っておいたら「おしゃれ!」っていわれるかな。
表紙カバーに貼ってあるシールに
「舘野鴻が描く植物 森に風が吹く
森に音がする
森がうごめく
死んでいく
生きていく」 とあります。
本の内容に文は無く、絵だけで生と死を
リアルに表しています。これが「自然」なのだと
身が引き締まる思いでした。
*ひま
「いつか また あおうね」
パット・ジトロー・ミラー 文
スージー・リー 絵
偕成社

クリスマスのプレゼント絵本です。
クリスマス会に参加できなかった私に神様からの
プレゼントの様な絵本です。
切り抜きやページの色やサイズが不揃いで、
とても凝った絵本です。
なのに、とても暖かさを感じます。
12月に遠くの友人に、会ってきたばかりの私には、
とてもタイムリーなプレゼントでした。
いつか また あおうね!
また、電話をかけてきてね!
*ラムまま
「つきよのおんがくかい
The Moon Light Jam session」
山下洋輔: 文
柚木沙弥郎: 絵
秦好史郎 : 構成
福音館書店

山のてっぺんで満月を見ようと、こうちゃんは
山に登ります。
すると、なんとピアノを担いだクマさんが現れ
(このクマさんが何かかっこいいのです。)
ウマさん、ネコさん、イヌさんと次々に楽器を
持って集まって来ます。
演奏が始まり、こうちゃんは、ビートに乗って
踊りだしたくなるのを我慢し続けますが~。
ジャズピアニストと染色家による絵本。
何と素敵で贅沢な組み合わせなのでしょう。
動物たちの奏でている曲は、文字なのに、
音が聴こえてくるようです。
(どう読み聞かせるかは難しい!)
柚木さんの色使いもとても素敵で、月夜の動物
たちの姿が生き生きと描かれています。
私も満月の夜に参加してみたい!もちろん、ウ
サギさんたちと一緒に、自由にクネクネと踊っ
てみたいと思いました。
*葉っぱ
「 ひろった・あつめた
ぼくの
マツボックリ
図鑑 」
盛口 満= 絵・文
岩崎書店

マツボックリとひとくちに言っても実はいろいろ。
いろいろだからひろってしまう。
いろいろだから、うれしくなる。
身近かなクロマツ、アカマツ、ちびボックリ
でかボックリ、ころころボックリ、ほそながボックリ、
びっくりボックリ、親戚ボックリ、トゲトゲボックリ
ごちそうボックリ、外国ボックリ、北国ボックリ・・・
ほぼ実物大に描かれているそうで、ページをめくる
たびにわくわくが広がります。
「いろいろ」の楽しさにおどろきですよ!
*私のコレクション*
クロマツ・アカマツ・ドイツトウヒ・メタセコイア・スギボックリ・いろいろボックリ・カエデバフウの実・ブナの実

12月クリスマス会
*ひま
「さむがりやのサンタ」
レイモンド・ブリッジス さく え
すがはら ひろくに やく
福音館書店?

ほっきょくちほうは きびしいさむさに
みまわれるでしょう
とラジオが伝えています。
サンタさんの大忙しの一日が始まります。
どうやら、サンタさんは暖かいところが好きなようです。
部屋には、「カプリ」や「マルタ」のポスター
らしきものも飾っています。
そして、一仕事を終えたサンタさんにも
プレゼントが待っています。
包みを開けながらつぶやくコメントは、
私たちの様~ 笑ってしまいます。
サンタさんの自然な姿は、
愛すべきおじいちゃん!です。
サンタさんの一日を知りたければ、この絵本を
じっくり隅々まで眺めてください。
*葉っぱ
「すばらしい季節」
ターシャ・チューダー作
末盛千枝子 訳
(すえもりブックス) 現代企画室

目と耳とはなと口と手で、五感をつかって季節のよろこびをさがす 女の子サリーの一年です。
そして最後の一文は、ーあなたのまわりにもこんなすばらしいことがたくさんあって、あなたがきがついてくれるのをまっていますーと結ばれています。
うふふ~私たちはみんなで楽しみましたよ!
この一年すばらしい季節を!!
春 宮田公園の姫りんごの花びらとタンポポ綿毛のふわふわ
幾重に連なる緑の風景・巨木の幼葉
夏 里山の美術館の光と影のプロムナード・水の音
ブラックベリーは夏の味・雨あがりの青空・汗だくのあとのベリースムージー
秋 標高1324メートルの八甲田田茂萢岳の山頂・珍しい高山植物・忘れられない格別なおにぎりの味
弘前公園の紅葉・根上がりの大イチョウ・小春の温かさ・かわいい植物
宮田公園の黄金色の荘厳な大イチョウ
冬 クリスマス会
まさに今日です。無機質な部屋が私たちの魔法で素敵な空間に変わろうとしています!
そして、本格的な冬はこれからです。冬の美しさをもっと楽しまなくっちゃ!
*2001.10.27 末盛さんのサインのある本でした。あれから~と年月にあらためて思いを寄せて。
*ルビー
「ふゆ」
こうのあおい アノニマ・スタジオ

青森も雪が積もり始め、本格的な冬がやってきました。
宿命とも言える雪かきや、日常生活の不便さは
考え出すとイヤになりどんどん暗く落ち込んでしまいます。
ならば、この絵本のように自然現象のひとつと
して雪をとらえ、受け入れ、もっと楽しみたい、
味わいたいと思います。
せっかく雪国青森に住んでいるのですから・・・
*ラムまま
「ぎんいろのクリスマスツリー」
ハッチンス さく わたなべしげお やく
偕成社

自然がテーマの今年のクリスマスには、
この絵本を開いてみたくなりました。
リスさんは仲間たちに喜んでもらいたいと、自分の木を一生懸命に飾り付けます。
夜になり美しい星が出てツリーも銀色に輝くのですが、寝過ごして目が覚めると星は消えてなくなっていました。
リスさんは誰かが星をとったと思い、探しにでかけますが~~。
イブの夜に輝く銀色のクリスマスツリー。
私も一緒に眺めてみたいと思う素敵なお話です。
*温泉
「げんきなマドレーヌ」
ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作・画
瀬田貞二 訳
福音館書店

今回の選書は、ただただ好きな絵本です。
ページをめくりながら 皆とおしゃべりしたい絵本にしました。
あこがれのパリの風景から、パリに行った仲間の
とびっきり楽しい話を聞いたり、室内から窓の
むこうに景色がある私のお気に入りや、スケート
のページは、会の企画で絵本カレンダーを作った
時に選んだ思い出があります。
表紙の深いグリーンもクリスマスぽいでしょ…。
*koo
「ふくろうくん」
アーノルド ローベル作
三木 卓 訳
文化出版局

12月生まれの私にとっては、12月は特別な月。
なんたって、クリスマスがありますし、息子の誕生日も結婚記念日も、12月なのですから。
だから、12月に入ると、なんだかうれしくてわくわくするのです。ただ、今年の12月は別でした。
初っぱなにコロナに罹り、1週間寝込みました。治っても外は寒いし、暗いし、なんとなく調子がでず、せっかくの12月もわくわくした気分にはなれなかったのです。
そんな中絵本の会のクリスマス会で読む本を探して、「ふくろうくん」を手に取りました。昔から大好きな「ふくろうくん」ですが、このお間抜けな愛らしいキャラクターに再会し、とても元気をもらい、クリスマス会に読む本はこれしかない!と思いました。冬の描き方も、ふくろうの部屋もとても素敵です。
クリスマス会でこの絵本を読み、みんなに笑ってもらって、私のわくわく12月が復活しました!!
*ぺこぺこ
「朝」
谷川俊太郎 / 詩 吉村和敏 / 写真
アリス館

朝焼けと夕焼け。流れる時間はどちらも美しい。
私は 朝焼けを見ると心がザワザワしてくるのに
比べ夕焼けは包み込まれるような気持になります。
谷川さんの「朝」の詩を読むとザワつく気持ちの
理由が分かります。
読み聞かせ活動中は谷川さんの作品にたくさん
お世話になりました。
ありがとうございました。
*にゃんこ
「サンタクロースとあったよる」「クリスマスのまえのよる」
詩 クレメント・クラーク・ムーア 詩 クレメント・C・ムーア
絵 ホリー ホビー 絵 ミスターポディトン
訳 二宮 由紀子 訳 坂本 美雨

絵本好きの方や詳しい方が聞いたら
「えっ?知らなかったの?」といわれるかなあ。
はじまりは、図書館のクリスマス絵本コーナーを見ているとき。
クレメント・クラーク・ムーアさんてたくさん
クリスマスの本を書いているんだなあって思っ
たのです。
「サンタクロースとあったよる」
「クリスマスのまえのよる」
どんな違いがあるのかなあと思いページを開きました。
そこでアレ??? そうです。同じ詩に対して
画家の方が、その感性や個性を生かして絵を
付けているのでした。
別々の内容と思って開いたら絵が違うだけだった
ことを知ったのでした。
「詩が200年前に作られたもので、サンタクロースのイメージは
この詩によって作り出されたものです」
という解説に、あらら!初めて知った!というわけです。
年を重ねても「初めて」を知るって楽しくなります。
上の絵本はそれぞれの画家さんが工夫を凝らしていて
どちらも楽しめます。わたしは、ゆったりしたいときは、
ホリー・ホビーさんの絵。元気な時は、
ミスターポディトンが合うかな。
皆さんはどうでしょうね。
11月のもっともっと自然を楽しもう
*ルビー
「14ひきのひっこし」
いわむら かずお
童心社

先月末、十二湖トレッキングに行って来ました。
ちょうど紅葉していて落ち葉を踏みしめ土の
感触を味わったり、深呼吸して森の空気を楽
しんだり、そして、何より、ブナの自然林に
囲まれ心底リフレッシュできました。
この絵本に描かれた秋の様子がその時の感動
と重なり再び目で癒されています。
*ぺこぺこ
「14ひきのやまいも」
いわむら かずお
童心社

今年の秋は近隣の東北自然歩道を少しずつ歩
いているのですが、その際見つけたノブドウや
ガマズミ等の写真を友人に送ったら
「14ひきシリーズの世界に入り込んだ様ですね」
というコメントをもらいました。
この季節にぴったりな一冊は
「14ひきのやまいも」。
いわむらかずお絵本の丘美術館の豊かな自然環境が思い浮かびます。
*葉っぱ
「木」
佐藤 忠良 画 木島 始 文
福音館書店

庭の木々も街路樹も、美しい紅葉がすぎて葉
を落としはじめ、木々本来の姿を見せている。
大きく両手を広げたように 枝分かれした木
もあれば、思いのほかほっそりとした姿の木
もある。
そのすっくと立つ姿がまたどれも見事だなあ
とながめていて
そうだ!あの本 と思い出した。
彫刻家佐藤忠良の巨木のスケッチと、
詩人 木島始のかたりかけが
私たちを大きな木と向きあわせてくれます。
大きなねっこや木のこぶこぶ、その年月に思
いをはせ、また若葉の喜びにあふれた木にだ
きつき、「うっひゃあっ」と一緒に声をあげる。
15年以上にわたったデッサンを土台にした一冊だそうです。
まもなく、私たちも例会+で、巨木に会いに行く予定です。
たのしみ たのしみ~、どんな物語がきけるのか。

*ひま
「おひさまとおつきさまのけんか」
せなけいこ 作
ポプラ社

せなけいこさんを偲んで選びました。
私たちの大切なおひさまとおつきさま。
ちょっとしたことで、けんかをしてしまいました。
でも影響は、とてもとても大きいものでした。
この絵本では、戦いの影響がとても怖いものであることが伝わります。
「めがねうさぎ」のユーモアが大好きですが、このような作品もあるのですね。
*にゃんこ
「きみと風」
作:夏生さえり 絵:くまおり 純 短歌:木下龍也
岩崎書店

「風」の本を探しているとき、司書さんが提示してくれた絵本です。
最初、表紙を見て、かわいいワンちゃんだなくらいの印象で開いた本でしたが、
短歌?と気づき、もう一度読み返しました。
一番後ろのページの短歌にふれ、ワーッと感情がこみ上げてきました。
なんと、この絵本は、その短歌をもとに作られたのだそうです。
作者の夏生さんに贈られた木下龍也氏の短歌に夏生さんが爆泣きし、
インスタで短歌を披露したら犬好きの人がみんな爆泣きしたことで
この絵本が生まれたのだそうです。
こんなふうに絵本が生まれることもあるのですね。
今年、「自然」の中の「風」をテーマに絵本を探してきて出合った
人にやさしいかぜでした。
短歌も素敵だけれど、何かのきっかけで絵本を生み出せる作者にも敬意をいだきました。
*温泉
「雨ニモマケズ」
作 宮沢賢治 絵 柚木沙弥郎
miki House

深い秋色の11月は「自然」と「人物」を繋げてみたいと思いました。
自然が良く似合う人物とは、宮沢賢治。
彼の作品には、風や星、森、木、雨、月、雪など自然のモチーフがたくさん登場します。
絵は第1回宮沢賢治賞を受賞した繋がりもある柚木沙弥郎。
手帳に書かれていた物語でもなく作品でもないメモに残した詩、この賢治の「祈り」に
明るくモダンな印象さえ受ける絵本。
最後の二行
「ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ」
さて、私達は今、この年齢になってどんな「モノ」になりたいんだろう。
*ラムまま
「冬の虫 冬の自然」
たかはし きよし 絵 奥本 大三郎 文
福音館書店

立冬の7日には青森市で初雪が観測され、冷え込む日が多くなってきました。
「ぎゃあ!ぎゃあ!」と声がして空を見上げると、ハクチョウが編隊を組み飛んでいる姿がありました。
「いよいよ冬だな」と覚悟を決めて、冬空に向かって挑むような気持になったりしますが、雪のない冬は考えられません。
暮らしていくうえで大雪は大変だけど、雪景色は美しく、降り始めから溶けるまでその時々の湿度や空気感などが、しみじみとした静けさや厳しさ、喜び、いろいろな思いをもたらしてくれます。
そんなことが浮かび今回は冬の自然の絵本を選びました。図鑑のように精緻に描かれている冬の自然の生き物たち。自宅周辺では見つけられないものばかりですが、見えない世界を想像してみたいと思います。
10月のもっともっと自然を楽しもう
*ぺこぺこ
「旅する風」
新宮 晋 BL出版

クリスマス会のプレゼント絵本です。
それ以来、機会があれば行きたかった
兵庫県三田市にある「新宮 晋 風のミュージアム」を6月に訪れることができました。
当日は良い天気で穏やかな風の日だったので、ゆったりと散歩して楽しみました。
風は 音楽を奏で、波を起こし、地上の万物に作用していることを再認識させてくれる絵本です。
現在、風はエネルギーもつくりますが、巨人のような風車は自然にはなじみません。
新宮さんにデザインしてもらったらもっと楽しいものができそうです。
*温泉
「くだもの」 + 「くだもの なんだ」
平山和子 作 きうち かつ さく・え
福音館書店 福音館書店

たくさんある自然の恵みの中から
私が選んだのは
「くだもの」
ページを開くごとにフレッシュで甘い香が
とどきそうです。
目で見て、さわり、香を楽しみ味わい
「むしゃむしゃ」
「しゃりしゃり」おいしい音がきこえない?
くだものの絵本を「さあどうぞ」。
プラスに絵本を繋げて「くだもの なんだ」
おいしいくだもののおなかをのぞいてみませんか?
*ラムまま
「リュックをしょって」
村上 康成
絵本塾出版

絵本の会で八甲田に行きました。
ロープウェイで山頂公園駅まで登り、周辺を散策しました。
風がなく寒さも感じないため外のベンチでお昼をとることになり、おにぎりをパクリ。
そのおいしいこと。
自分で作ったおにぎりながら、山頂で食べるおにぎりは格別です。
一個では足りない!2個持ってきた友を羨みつつ、非常食のビスケットをかじったのでした。
このお話では、お母さんが3個ずつリュックに入れてくれています。
「そうだよなあ」と感心し、家で待つお母さんのやさしい姿が見えるようです。
絵本の中のぼくとおとうさんの目指すカッパ山は、緑がいっぱいですが、青森は紅葉の見頃をむかえます。
紅葉を愛でながらもっともっと秋を楽しみたいと思います。
*葉っぱ
「盆栽えほん」
やよい
大野八生 作
あすなろ書房

我家のブナちゃん、今年7才です。
こけ玉作りの高さ45㎝のブナの木です。
春夏秋冬 “手の中の大自然”を楽しんでいます。
黄葉はもう少しですが、春、冬芽からの
若葉にはやわらかな長い毛があって、
折りたたまれた葉がしだいに広がっていく様子は感動的です。
先日、庭木の剪定をお願いした庭師さんにほめられて、ちょっと鼻高な気分です。
この絵本は、おじいちゃんと孫の会話形式で盆栽をとてもわかりやすく、しかも専門的にこまやかに紹介されています。
もちろん苔についても。
今度は、草もの盆栽や実もの盆栽もいいなあ。
小さな鉢から広がる大きな世界!
海外でも人気の「Bonsai」
和の心を楽しく学びみんなで盆栽に挑戦してみよう!
自然がもっともっと身近に。
*ひま
「どんなはながさく?」
さく・きのしたけい 絵 阿部真由美
出版社 kokuyo

10月になり、今年もあとわずかになりました。
山は、紅葉の季節になり、里も葉っぱの色づきが気になります。
お花は少なくなりましたが、探すと季節の花は必ずあります。
「いろいろな きせつに いろいろな はなが たくさん さくね」
この文章に思わず、うなづいてしまいました。
この絵本は、15センチ四方の小さなしかけ絵本です。
どんな花がさく?とつぼみの絵の仕掛けを開けると華やかな花が咲きます。
季節の花が12か月あり、それぞれに魅力があります。
どの花も華やか~
最後のページを閉じたときには、大きな花束をプレゼントされた気持ちになります。
*ルビー
「どうぞのいす」
作/ 香山美子 絵/柿本幸造
ひさかたチャイルド

先日、栗ひろいに行った孫からおすそ分けをもらいました。
袋いっぱいのたくさんの栗を見て、この絵本を思い出しました。
これから、どんどん深まっていく秋、そして、実りの秋。
物だけではなく、相手を想う気持ち、優しい気持ちも一緒に
おすそ分けができたらいいですね。
*にゃんこ
「おおきなかぜのよる」
阿部 結
ポプラ社

アメリカで1000年に1度というくらいの大きなハリケーンが、フロリダを襲ったというニュースがありました。
風は、大きくなると恐ろしいですね。
この本の題の「おおきなかぜ」ってどんな風かなと興味を持ち開いてみました。
びゅうううううっ かぜがほえた!
庭にあった子供用の車が飛ぶと、たくさんのおもちゃも外へ飛び出し空を飛ぶのです。
現実では、怖いでしょうが、絵本の中のおもちゃと男の子は楽しんで遠くまで飛んでいくのです。そして、風とかくれんぼしてあそんじゃいます。
単純なお話だけど、風で楽しんでいる絵に引き付けられます。
見返しの絵は飛ぶ葉っぱ。裏の見返しでは、葉っぱは地面におちたふう。
風ってこの絵本のように遊んだり楽しんだりできるはずのものなんですよね。
でも、地球温暖化は、風さえも怖いものにしたんだなあと
ハリケーン「ミルトン」の被災は対岸のことではないのだと改めて思ったのでした。
そうそう、この絵本の最後の場面は、ほのぼのしています。いいね。
9月のもっともっと自然をたのしもう
*にゃんこ
「たいふうがくる」
みやこし あきこ
BL出版

今年は、自然の中の「風」の本を探してみようと選書してきた。
この本は、出合った絵本の中でも印象深かった本の1冊。
なぜかな?
科学絵本ではないけど「たいふう」をテーマにしていることかな。
モノクロで描かれていることか。
構図のローアングルが目新しかったからかな。
台風の怖さではなく、強い風を想像の中で楽しんでいるのに驚いたのかな。
図書館の集密庫に眠っているこの絵本、たまに、そこから出してあげよう。
*ぺこぺこ
「夏の虫 夏の花」 645種の身近な生きものの世界
たかはしきよし 絵
奥本大三郎 文
福音館書店

暑い夏の楽しみは弘前公園の早朝散歩。
「コウホネ」の咲く亀甲門のお堀で今年初めて出会った黒い大きな羽のチョウの様なトンボ。
調べてみると「チョウトンボ」 確かに!
弘前公園の一番人気の被写体はカワセミですが、私的に今年のナンバーワンは「チョウトンボ」。

*koo
「ほろづき」 月になった大きいおばあちゃん
沢田としき
岩崎書店

本州の北のはずれの小さな田舎町 「ほろづき」
ここにはかけがえのない豊かな自然と、すてきな人々がいる。
山の畑でのじゃがいもほり、1日中夢中になって遊ぶ海。
深い緑の山。雲のきれまからのまるい月。
北の町の青くて広い空は、小さな「ユキ」にとって自然が与えてくれたかけがえのない楽園だったのだろう。
*ルビー
「こうえんのいちにち」
シャーロット・ゾロトウ 文
H・A・レイ 絵
中川 健蔵 訳

しばらく休んでいたウォーキングを今週再開しました。
近くの合浦公園まで歩きます。
この絵本のように公園では、犬の散歩をする人、通勤で歩いている人、学生のグループ。海岸で遊ぶ親子、
広場で野球をしている少年野球の子供たち・・・。
たくさんの人が思い思いに自然の中で楽しんでいます。
私も夕焼けに染まる海辺に感動しながら、朝夕は少し涼しくなってきた今日この頃、いく夏を惜しみながら
ウォーキングしています。
*葉っぱ
「ゆうやけに とけていく」
ザ・キャビンカンパニー
小学館

8月26日 青森市の夕空を見たかしら~
夕日が沈んで、360度あかね色、
刻々と変化する15分たらずの色彩のショーに私は ただ ただ見とれていました。
懐かしい様な久しぶりに心躍る瞬間でした。
「ゆうやけにとけていく」
まさにこのえほんのページをめくるごとに、その空気感が伝わってきます。
この一行詩のようなタイトルもいいですよね。
それにみーつけた!
ミレーの麦畑、吉野弘の詩、ゴッホの種をまく人。
カバーをはずして、表紙の草や木々のシルエットもいいのです。
今の私の日常は、この夕刻がめまぐるしく忙しい。
でも、宝物の時を見逃さないようにしたいな!
夕空はれて、秋風吹く~♫
*ひま
「くじらのあかちゃんおおきくなあれ」
神沢利子 文
あべ弘士 絵
福音館書店

この本に出合ってから、絵本の表紙を時々思い浮かべてしまいます。
私の想像する平和がここにある、という安堵にも似たような気持です。
入江でのクジラの出産から旅立ちまで、お月さまが見守っています。
とても平和で穏やかな海の様子、そしてクジラの大きな身体の迫力も伝わってきます。
夜の海の波やお月さまのキラキラと輝く様子が魅力的です。
九月、十五夜には、クジラの親子は元気に飛び跳ねているかな~
*ラムまま
「雲のてんらん会」
いせ ひでこ
講談社

夕食後の散歩を日課にしています。
普段は速足で黙々と歩くのですが、橋の欄干から川をのぞきカモを探したり、
空を見上げたりしながらゆっくりする時もあります。
先日の夕焼け時間帯には、ゴジラや犬が振り返った姿に見える雲を発見し、
その時にこの絵本を思い出しました。
「空はキャンバス。一瞬たりとも同じ絵をかくことのない空」との帯封の言葉に共感!
もっともっと秋の空の芸術を楽しみたいと思ったのでした。
*温泉
1.「目であるく、かたちをきく、さわってみる」
マーシャ・ブラウン 文と写真
谷川俊太郎 訳
港の人
つき ひと いし
2.「月 人 石」
乾 千恵 書
谷川俊太郎 文
川島 敏生 写真
福音館書店

今年のテーマ本でもあるマーシャ・ブラウンの本につながる絵本「月 人 石」を
選んでみました。
自然を「書」と「写真」と「文」でつづった絵本です。
最初は「書」から「写真」がつながり「文」が最後の流れで進んでいったのかな?
三人のそれぞれの感性がこだまする絵本ですね。
私のお気に入りは やま。
「山」を表現した三人のそれぞれが素敵に調和してこのページが好きです。
7月のもっともっと自然を楽しもう
*にゃんこ
「風の星」
作 新宮 晋
福音館書店

「風」をテーマに絵本を探しました。
新宮晋氏は、風や水で動く作品をたくさん創っている造形作家であることは有名ですが、この絵本の後書きに「風の眼を通してみた地球」とあり、自由自在に旅をしている風が見た風景が描かれています。
この発想のなんと素晴らしいこと、そして描かれた風景に風は、実態がないにもかかわらず存在していることが感じられるのです。
凄い!です。
*葉っぱ
「やさいの花」
写真 埴 沙萠
文 嶋田 泰子
ポプラ社

コーヒーの木に今年はじめてたった1つの花が咲きました。鉢植えで4年目、白くて小さな愛らしい花です。7~8年から10年でコーヒーの実がなるとか。そしたらおいしいコーヒーの一杯を!…と夢が広がります。
この絵本は、毎日食べている野菜の花の写真絵本です。実際見る機会は少ないけれどその花の美しさに驚きますよ!
*ルビー
「かぜはどこへいくの」
シャーロット=ゾロトウ さく
ハワード=ノッツ え
まつおか きょうこ やく

ブランコに乗っていた2才8ヶ月の孫。何かを感じ後ろを振り向き「あっ、こっからやってきたのかなぁ?」そしてブランコを降りて後ろを指さし「こっからやってきたのかなぁ?」娘が「何が?」と聞くと「こっからやってきたのかなぁ?かぜ~」娘「風?そうだね、あっちからきたね~」送られてきたその動画を見て、すぐこの絵本がうかびました。自然というものを肌で感じられるようになったんだなぁ、と孫の成長をうれしく思うと同時に何か質問されたら、この絵本のお母さんのようにわかりやすく教えてあげたい、と思いました。
*ひま
「くまくんです」
村上康成 作
ひさかたチャイルド

青森ではクマの被害が多くなり、クマ注意報!目撃情報!の看板が里山付近に多くみられます。
実際に、「がさっ くまくんです。」とこの絵本の様に出てこられたら、どうしましょう!被害が出ているので、とてもこわいです。
お互いの生活を守るために、方法を考えなくてはいけません。
なめとこ山の小十郎のような覚悟もなく、そんな生活もしてはいませんが、町に暮らす私にできることは何か?
この絵本を読みなからクマと人間について考えています。
*ラムまま
「木がずらり」
tupera tupera
ブロンズ新社

「tupera tuperaかおてん」のショップで購入した絵本を今月の選書にしました。色んな緑をコラージュした「こんもり」の木に始まり、「ぴったり はっきり にっこり」の雪のちらつく木まで、素敵な木々がずらりと並んでいます。
ジャバラ絵本になっていて、読んだ後には飾っておけそうなおしゃれで楽しい絵本です。2004年の絵本デビュー作とのこと。今回購入したのは改訂版で、裏に藍色の夜の世界が広がっているのも素敵です。
「かおてん」では制作の様子が公開されましたが、この木々もそうやってチョキチョキ、ペタペタして生まれたんだなぁと、おふたりの姿を想像していました。
*温泉
「14ひきのあさごはん」
作 いわむら かずお
童心社

自然を感じられる絵本「14ひきシリーズ」
その中から「14ひきのあさごはん」を選びました。
朝のつめたい空気、焚火のけむりの匂い、滝の音や森の自然いっぱいが伝わってきます。
みんなで作るあさごはん、丸いテーブルで食べるあさごはん。14ひきシリーズでの食事の風景がどれも大好きです。
庭のホタルブクロが咲くとこの絵本のページを開きたくなります。
*koo
「雨、あめ」
ピーター・スピアー
評論社

「雨」
大人になると、雨はネガティブなイメージですが、
この絵本の「雨」は自然のすばらしい恵みである「雨」
を表現していると思います。
全編「文」がなく、「絵」だけですすんでいく絵本ですが、
「文」がない分、多くのことを語りかけてくれます。
子どものころの、雨降りの楽よみがえってよみがえって
豊かな気持ちになり、「雨降り」が楽しみになります。
6月のもっともっと自然を楽しもう
*ラムまま
「ようこそ森へ」
村上康成 徳間書店

緑のきれいな季節を迎えました。
緑色を楽しむならこの絵本かなと選書しました。
キャンプにやって来た家族を森のカケスが見守ります。
カケスの視点で描かれた絵がとても印象的で引き付けられます。
また、家族の目の動きが面白く、言葉が少ないながら、森のキャンプを感じさせてくれます。
ボローニャのグラフィック賞を受賞したのが頷けます。
わくわくしてさわやかな心地になるこの絵本。おすすめです。
*koo
「雪わたり」
宮沢賢治 作 堀内誠一 画 福音館書店

季節は合いませんが「堀内誠一」の展覧会で購入したのでもってきました。
賢治の作品のバックボーンには深い自然への尊敬が感じられます。この「雪わたり」の幻想的な世界も身近に深い自然がなければ成り立たないでしょう。森や林ってうすぐらくて神秘的で何かがおきそうで、ドキドキワクワクする世界です。
堀内誠一の原画はすばらしく、原画の夜の青を思い出しながら読みました。
*ルビー
「たねのずかん ・とぶ はじける くっつく・」
高森登志夫 え 古矢一穂 ぶん 福音館書店

先週、札幌に孫の運動会を見に行って来ました。小学校に向かう途中、何やら白い親指の先ぐらいのふわふわしたものが空中を舞っていて・・・秋口の小さい白い雪虫なら見たことありますが、これは一体何だろう。
あとで調べたらポプラの綿毛と判明しました。5月下旬から6月にかけて、しかも風向きもありますが、ポプラが近くにないとなかなかお目にかかれませんね。
という訳で、この絵本をチョイス。いろんな種がありますよ~
*温泉
「富士山うたごよみ」
俵万智 短歌・文 U・G・サトー 絵 福音館書店

「北斎の絵本」 小学館あーとぶっく⑮
構成・文 結城昌子

青森では八甲田山や岩木山が郷土の山として親しまれている。
美しい「山」の風景を見た時、なんで幸せな気持ちになるのでしょう?
今回、私の「富士山」という共通のテーマから、時代や表現の違いを2冊の絵本を通して楽しみたいと思います。
「富士山うたごよみ」の二十四節気に短歌と文、UG・サトーの現代アートにデザインされ大きく表現された富士山はどれも素敵です。
また「北斎の絵本」は、江戸時代の北斎の風景の中に小さく遠くに表現された旅をしながらの富岳三十六景、説明やゲームもあって楽しいアートブックです。
*葉っぱ
「もりのおんがく」
絵と文 谷内こうた 講談社

森の緑も深みを増して、季節が初夏に移ったなあと感じる、この絵本は、そんな一日に。
雲間から太陽が顔を出すと、木もれ日のスポットライトの中に、演奏家が現れては消えて、光とかげのオーケストラがはじまる。ひかりがゆれて森もうたう!
ぼくは指揮者となって一体となる。
心地よい曲がはなやかに響いてくるようだ。
そして夜にはセレナーデが・・・
さて、ACACの森に今日はどんな音楽が響くのか楽しみだ!
耳をすまして~かたちをきく。
*ひま
「ひみつのカレーライス」
井上荒野 作 田中清代 アリス館

桜が終わり、ヤマボウシが咲き、バラの季節になりました。
庭のあちこちから新芽が出没してます。
見覚えのあるものや、不明なものも多く、観察が楽しみです。
見事に花を咲かせ、どんな実をつけるのか、大きくなるのか、他の植物に負けてしまうのか?
そんなことを考えていると、時間があっという間に経ってしまいます。
ひみつのカレーライスのように、そんな種の存在も有ったらいいなと思います。
ほっと一息セットの種、お団子とお茶、ドーナッツとコーヒーのなど植えたいものです。
5月のもっともっと自然を楽しもう
*葉っぱ
「さとやまさん」
工藤直子・文 今森光彦・写真 アリス館

町と大きい山や深い森のそのあいだ、丘や林や畑やたんぼ、そこを「さとやま」と呼びます。
大昔から、私たちはなかよし。だから”さとやまさん”
この本は、今森さんの美しい写真と、工藤直子さんのたのしいリズムの文章で、春夏秋冬のさとやまの楽しさを伝えています。さとやまさんに会いに行こう!と誘います。
先日の例会+で出かけた楽しい時間が、本の中にもあって、空気感が伝わります。
ほら、かぜふうわり~。
*ひま
「カマキリの生きかた」
写真と文 筒井学 小学館

私にとって、カマキリは見つけたら、絶対にみんなに報告したくなる存在です。
山のススキに産み付けられた卵は、雪に埋もれない高さにある、聞いたこともあります。
5月、そろそろたくさんの子供たちが巣から旅立っていきます。
ハンターのイメージながらも、食物連鎖の中ではたくさんの命も失われています。
カマキリの生き方は、人生同様に困難も多いですが、潔さも感じます。
野原に行って自然に親しもうと強く感じます。
写真絵本が説得力あります。
*KOO
「たんぽぽ」
平山和子ぶん・え 北村四郎・監修 福音館書店

家の庭には、雑草にまじって「たんぽぽ」がいっぱい。
雑草のうちのひとつと思っていた「たんぽぽ」が、この絵本に出会うことで、とても愛しく思えるようになりました。
科学の目を通したこの絵本は、植物のすばらしさ、尊さを感じさせてくれます。
植物ってすばらしい。命って尊い。
*ルビー
「おおきなきがほしい」
ぶん・さとうまもる え・むらかみつとむ 偕成社

アウトドアがあまり得意ではなく、高い所も苦手な私ですが、そんな私でも憧れるツリーハウス。
絵本の主人公も、部屋の中から外を見て、どんどん空想が広がります。楽しい~。
先日、みんなで大イチョウの木を見て、この絵本を思い出しました。
今年は外に出て、どんどん自然を感じたいな。
*にゃんこ
「きょうもかぜはいろづいて」
阿部海太 作 岩波書店

先月の選書「はるかぜのたいこ」に引き続き、「風」をテーマにした絵本を探してみました。
子供向けには風の動きが分かるように、筋やオノマトペを使って描かれている本が多いように思いました。
見えぬものを描こうというのですから大変です。
この本の作者は、怪談絵本で怖い雰囲気を表現している方です。
風を色や筆遣いで表現しているので浸ってみたいと思います。
「かぜのうた」フィリップ・ジョルダーノ え さわべまちこ ぶん
ポリフォニープレス

「かぜ」をテーマに絵本を探していて出合った本です。
綿毛を飛ばしている表紙の絵のように風が出て生き生きするものが次々現れます。
やっこだこ、こいのぼり、そうだねこれもあった!とページを繰ると風と相性のいいものが
現れます。作者は、イタリアの人なのに、日本の風物詩が次々と現れ、改めて風の存在を認識するのです。
目には見えない「かぜ」を視覚で思い出させ感じさせてくれました。
イタリアの「かぜ」だったらどんな絵本ができたのかなとふと思いました。
*ラムまま
「いつかブナの森へ」
倉本冨士男 作 講談社

今年度のテーマに背中を押され、連休に山登りに挑戦しました。
青森浅虫温泉の東側に位置する高森山です。
雪もすっかり解け、シラネアオイやカタクリ、ツツジなどが咲き出し、足元を楽しませてくれます。と言っても、しばらく振りの登山に息があがり汗だくで、ゆっくりめでる余裕はなかったのですが、新緑の林の中にブナの木を見つけ元気をもらいました。木肌が特徴的で美しくさえあり、すでに終わった花が周りにいっぱい落ちていました。
この絵本では、四季のブナの森が美しく描かれています。私もいつかあこがれのブナの森へ~。
*温泉
「和菓子のほん」
中山圭子・文 阿部真由美・絵 福音館書店

自然は野外を思いうかべますが、なんのなんの。
自然をもっともっと楽しめる所、それは茶室での茶の席です。
器は自然素材から作られ、手でさわり、目で拝見し、茶を味わう。
掛け軸の書は、読むのではなく感じる。
「聴雨」だったらどんな自然の風景を思い浮かべますか?
また、和菓子に生け花や着物の佇まいは季節の自然と共にある。
外でなく茶室にいながら五感で自然を楽しめて素敵な空間と絵本をつなげる絵本として「和菓子のほん」を選びました。
最後のページ”この和菓子にどんな名前をつけますか?”
「ねこじたなのにお茶がすき」今江祥智・文 ささめやゆき・絵 淡交社
「サミーとサルルのはじめてのおまっちゃ」永井郁子・作 くすはら順子・絵 淡交社

自然がいっぱいの茶室を絵本で繋げたいと選書してて出会えた二冊です。
茶の湯の世界へ子ねこ達やお猿さんが小さい子供達を茶の席へみちびいてくれます。
4月のもっともっと自然を楽しもう
*ラムまま
「リュックのピクニック」
いちかわなつこ 作.絵 ポプラ社

新しい年度を迎え、外に飛び出す新しい企画が始まりました。
まず4月は、ラムにそっくりな犬(正確には犬種がちがうのですが)リュックが登場する絵本を選びました。
しばらく振りに開いた絵本には、可愛らしい登場人物(犬も)たちと緑があふれ、外で摂るランチはとてもおしそうです。
さあリュックに背中を押してもらって、私も元気にでかけたいと思います。
これからの一年を一緒に楽しみましょう。
*KOO
「水の森」
高田裕子 アノニマスタジオ

自然を楽しもうの第一段としてはこの本かなっ!と思い選びました。
この絵本はクリスマス会にプレゼントされたものです。
屋久島の森に想像を交えて描く、画家・高田裕子の初めての絵本です。
自然のとらえ方、絵のクォリティーの高さ、森のすばらしさ神秘、大自然の圧倒的な力。
この一冊で、みなさんも心いやされてください。
*ルビー
「ピッキーとポッキー」
ぶん.あらしやまこうざぶろう え.あんざいみずまる 福音館書店

今から40数年前、姪が幼稚園の頃この本が大好きでした。
私はその頃まだ独身で、絵本になじみもなかったのですが、当時ペーパーバックだったこの絵本の事を良く覚えていたので、その後今のハードカバーになって目の前に現れた時は思わず「なつかしい~!」と叫んでしまいました。
うさぎのピッキーとポッキーがおはなみに行く様子が描かれていますが、”はなのむら”の地図や、くすのきの根っこの家、はっぱにたまった朝つゆで歯を磨くとか、とにかく春の野原で遊んでいる様子がかわいくて見ているこちらもワクワク楽しくなります。
さあ!春本番です。外に出て自然を楽しみましょう!
*にゃんこ
「はるかぜのたいこ」
文 安房 直子 絵 葉 祥明

近隣の木々は裸木っぽいし、風は冷たいし、まだまだ「春」じゃないなぁ。
早く春になるといいなあなんて考えながら絵本を探していたら、
作者に安房直子の名前を見つけました。
安房直子!なつかしいな、「はるかぜのたいこ」?どんな絵本かなと手に取りました。
1980年代の絵本。40年も前の作品ですが、あったかくて、うれしい絵本でした。
4月の上旬。まだ、近隣の木々は裸木っぽい中、この太鼓があったらさっそく打ってみたいな。
楽しいだろうなと妄想しました。
発売されたころの私より、今の私の方が素直に楽しんでいるかも。
*ひま
「おひさまわらった」
きくちちき フレーベル館

4月。
いよいよ春がきました!
青森の桜ももうすぐです。
おひさまの光も暖かい。
風も、虫も、花も、生き物みんな、おひさまが笑うとうれしい。
この絵本で自然と手をつなぐ事が出来ます。
しあわせです。
*温泉
「BLUE TO BLUE」
作家 駒形克己 ONE STROKE

駒形さんを偲んでたくさんの自然をテーマにした作品の中からこの本にしました。
表紙のまるい窓から見えるいろんな色の波、開くと風がはこぶ音を感じ、画面からゆれて飛び出す動きも楽しめます。
何枚も使われている素敵な紙の素材も魅力的です。
*葉っぱ
「ふきのとう」
甲斐信枝 作 森田竜義 監修

新テーマ”もっともっと自然を楽しもう”の一冊目に、甲斐さんの本を選びました。
おひさまにほんのりとてらされて、まっさきに春をしらせてくれる ふきのはな ふきのとう
ねえねえ~知ってましたか?
ふきのはなに黄色い花と白い花があることを! そしておすとめすがあることを!!
科学の絵本は、命の営みやいろんな気づきを与えてくれますね。
以前、スケッチに出かけて、雑草を観察する甲斐さんの映像を観たことがありました。
「ほうら、いたいた!この子もこいつも、みんな頑張ってるね~」と嬉しそうに草花との会話を楽しんでいました。
何時間もあるいは何年も時間を積み重ねてうまれる一冊の本でした。
そんな甲斐さんのまなざしに憧れます。
今年はそんな思いで、もう一度五感を鍛えたいと思っています。
さあ、”ばっけみそ”(津軽のふきみそ)も作ってみましたよ。ご試食どうぞ^^
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- 絵本好きの仲間が集まり、月一度の例会では毎年テーマを決めてたくさんの絵本を楽しんでいます。
また、青森県立図書館のおはなし会で読み聞かせボランティアをしています。
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