マリー・ホール・エッツ ぶん/え
まさき るりこ やく
ぼくは、かみの ぼうしを かぶり、
あたらしい らっぱを もって、
もりへ、 さんぽに でかけました。
すると、おおきな らいおんが、 ひるねを していました。
*私たちが絵本をひらいてみたよ〜*
「たのしそう!」
「ライオンは髪をといて身だしなみを整えて、さすが風格があります。」
「表紙の茶色が額縁の様に見えて効果的です。」
「最後に『また、さがすからね』という子どもに『また、まっててくれるよ』というお父さんの返事がやさしい適切な対応だわ」
「ハンカチ落としも、ロンドン橋落ちたも よく遊んだね。」
*あなたも絵本をひらいてみてね〜*
ハッチンス さく
乾侑美子 やく
おかあさんが クッキーを やきました。
「ほら、たくさんやいたのよ。ふたりでわけて、おやつにしてね」
「わあすてき。おなかがぺこぺこだったんだ」ビクトリアとサムはいいました。
「六つずつだね。ふたりはかぞえて いいました。」
ピンポーン。げんかんのベルがなりました。
*私たちが絵本をひらいてみたよ〜*
「中表紙がこげ茶色でクッキーのおいしさを連想する。」
「キッチンが50年代の最先端?床の模様もおしゃれです。」
「みんなでハラハラ、ドキドキしながらドアをみつめているところが笑ってしまう。」
「ねこもおこぼれを待ってます。」
「お母さんにとってもおばあちゃんのクッキーが最高の母の味。日本ならさしずめお団子かしらねえ〜。」
*あなたも絵本をひらいてみてね〜*
アーノルド・ローベル 作
まきたまつこ やく
ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。
ほとんどが はいいろで、
さもなければ、くろか しろでした。
そのころを はいいろのときと いいました。
まほうつかいが いました。
まほうつかいは、まいあさ まどをあけて
そとをみわたしながら、いいました。
「よのなか なにか まちがっとる。」
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「灰色から青色へ悲しい気持ち、黄色、赤色の気持ちはよくわかる」
「カラフルになって安心しました」
「色によって心理的に影響がありますね」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*
LONESOME PUPPY
絵と文 奈良美智
ぼくは いつも ひとりぼっちで
とても さみしかった。
だれか どっかから やってきて
ともだちに なってくれないかって
いっつも おもってた。
だって ぼくは ほんとに
ひとりぼっちで さみしかったんだ。
うそじゃ ないよ。
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「絵本全体の色がシックで素敵!」
「おんなの子の独特な表情。かわいらしくも見えるよ」
「だいじなのはさがす気持ち。だれかがきっと君を待っている。きっとそうだよね」
「私たち青森人にとっては、とても身近なあおもり犬です」
「冬には雪の帽子をかぶっているよ」
「青森県立美術館に会いにいらして下さい!」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*
彦坂有紀・もりといずみ
にんじんが とろーりスープに
なりました。
ごくっ
じゃがいもが
とろんとろんのスープに
なりました。
ごくごく
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「さらさら、こくこく、スープの素材で違いがあります」
「どのスープも やさしい色と柔らかい仕上がりです」
「浮世絵の手法で作られた木版画」
「どれも とてもきれいなスープで試してみたくなる」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*