ある むかしばなし
マーシャ・ブラウン 文・絵
こみや ゆう 訳
むかし、三人のへいたいが、みしらぬ とちを とぼとぼと あるいていました。
せんそうが おわり、ふるさとへ かえる とちゅうだったのです。
三人のへいたいは、まる 二日間 なのも たべていなかったので、
へとへとなうえに、とても はらぺこでした。
「こんばんこそ、おいしい めしが くいたいな」
「それから、ベッドで ぐっすりねむりたい」
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「石のスープが、知恵と村人の協力で王様のスープになりましたね!」
「2色刷りの色合いも好きだなぁ~。」
「読んでもらった私たちも 心が温かくなって楽しくなっちゃった。」
「スープは大なべでいっぱい作ると美味しいよね。」
「石を使った料理…?日本にも熱した石を鍋に入れる料理が男鹿半島に~。」
「いろんな国での『石のスープ』のお話しがありますね。」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*
ドナルド・ホール ぶん
バーバラ・クー二― え
もき かずこ やく
10月 とうさんは にぐるまに うしを つないだ。
それから うちじゅう みんなで
このいちねんかん みんなで つくり そだてたものを
なにもかも にぐるまに つみこんだ。
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「秋が深まる頃、この一年に家族の作った物をみんな積んで。お父さんは町に行くんだね」
「本当にぜ~んぶ売ってしまったね」
「一年の作業の繰り返し‥。もうかえらない古き良きアメリカの暮らしがあるね」
「絵がとてもきれい。板絵というアメリカの古い手法で描かれたものらしいよ」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*
ビアトリクス・ポター さく・え
いしいももこ やく
あるところに リビーという名の ねこが いました。
リビーが ある日、ダッチェスという名の いぬを おちゃによびました。
「ちょうど おちゃのじかんごろに いらしてください。
とてもおいしいものをごちそうします。いま、パイ皿で やいているところ。
ピンクのふちどりのある パイざらですよ。」
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「アフタヌーンティーの様子がわかっておもしろい」
「主人と客人の あらたまった会話の仕方がおもしろい」
「ピーターラビットの住人の人間関係(動物関係?)がわかると、さらにおもしろいね」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*
ベラB.ウィリアムズ 作・絵
佐野洋子 訳
かあさんはブルータイル食堂ではたらいています。
わたしはときどき学校のかえりに、かあさんにあいにいきます。
ジョセフィンは私にも仕事をさせてくれます。
「なかなかやるわね」といって、わたしにお金をくれました。
わたしはお金をもらうと、かならずはんぶんだけ あのびんに入れておきます。
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「絵の縁取りがきれい」
「3部作の一冊、3部作を読んでみると映画1本みたような気持ちになります」
「ビンいっぱいのお金の重さとソファーの重さが重なるね」
「火事ですべてを失うって、絵本には珍しい設定だね」
「バラのもようのビロードのいすは、世界中で一番素敵な椅子です」
「最後のおばあちゃんとお母さんと私の写真がすてき」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*