宮沢賢治
堀内誠一 画
雪がすっかりこおって 大理石よりもかたくなり、
空もつめたいなめらかな 青い石の板でできているらしいのです。
「かた雪かんこ、しみゆきしんこ。」
お日さまが真っ白に燃えて ユリのにおいをまきちらし、
また雪をぎらぎら てらしました。
木なんか、みんなザラメをかけたように 霜でぴかぴかしています。
四郎とかん子は キックキックキック、野原に出ました。
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「青空に子どもが二人、かたゆきかんこ、しみゆきかんことリズミックです」
「雪わたりは固いうちに渡れますが、雪が柔らかくなったら帰れなくなりますよ」
「きつね小学校の幻灯会の教訓は、お酒飲むべからず、火をけいべつすべからず、、」
「11才以下の幻灯会には、迎えに来たお兄さんも たぶん来たことがあると思う」
「宮澤賢治は、読んでもらうとその世界に入り込み、幸せになります」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*