富安陽子・文
飯野和好・絵
山を吹き抜ける北風が、雪とダンスを踊る夜。
白い影がふわりとたなびくと、ほうら ゆきおんなが生まれるんだよ。
冷たいひとみは青く輝き、くちびるは雪に咲くさざんかのようにあかい。
どうぶつたちもゆきおんながこわくて、あわててにげていく。
*わたしたちが絵本をひらいてみたよ〜*
「表紙のゆきおんなの白い顔が、浮きあがって見えます」
「豹変した時の、山茶花色の赤い唇が怖ろしい!」
「美しくて怖いけど 決意に満ちた表情のゆきおんなは 妖艶で凄みがあるなあ」
「私たちが思っていたゆきおんなとは違うけど、吹雪のおそろしさや雪のはかなさを感じる絵本でした」
「おばあちゃんが孫を膝にのせて静かに読み聞かせるのにぴったりかも」
*あなたも絵本をひらいてみてね〜*