瀬田貞二 再話
赤羽末吉 画
むかし あるところに、りょうしとむすこがあった。
あるあさ、りょうしは むすこのななつのいわいのために、
やまのもんでも、なにかとってこようと、
ながしにかけた、てっぽうを、おろそうとした。
ところが、うっかり、とりはずして、てっぽうがおちて、
したにあった いしうすに、 ガチンとぶつかり、
つつが、へのじに、まがってしまった。
「なんの、うすにあたればこそ、おおあたりよ。
まってろ、ななつのいわいを もってきてやるで」
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「この本で、"まのいい"という言葉を知ったね。
まがわるいはよくつかうけど……」
「まのいいって、ついてるときのこと」
「言葉といえば、"いちごさかえた"という締めの言葉がいいね。」
「げんがいい。とか、ちどりがけ。とか普 段使わない言葉が出てくるね。」
「言葉のリズムがいいね。」
「赤羽さんの絵がダイナミック! 家に帰ってきた姿はすごいよ^^」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*