角野栄子
「思い出は ひとつの魔法」
ドアのほうでパタパタっていう音がしました。
「手紙かしら」
ヤヤはたちあがって、ドアについているポストをあけました。
「あれ、鳥みたい・・・」
ヤヤは不思議そうに手にとった手紙をみました。
〈ふかもりカスレ〉と書いてあります。
「ひいおばあちゃんの名前だわ。もういないのに・・・」
いまも ひとつの魔法・・・
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「カバーのウラの見返しがくり抜かれて お月様がみえているデザインがいいね。」
「細かいところまでデザインが凝っていて、おとながうれいしい絵本だね。」
「1ページめの絵、魔女たちの手紙がとんでるよ。」
「たまには、こんな不思議な本もいいよね。」
「20人の画家さんたちがデザインしたおまけの切手付き、嬉しいね。」
角野さん 2018年国際アンデルセン賞 作家賞 受賞おめでとうございます!!
*あなたも絵本をひらいてみてね~*