駒形克己
だれにも気づかれない 小さな存在
雪の中 じっとそのまま
少しだけ 背が高くなる
春が来て 夏になり
光が 少しずつやわらいで
やがて 葉が黄ばみ そして紅くなる
*私たちが絵本をひらいてみたよ~*
「白い表紙をひらくと、小さな木が立ち上がったよ」
「季節とともに、 一本の木が姿を変えていくね」
「影が立体的で、本物に見えたよ」
「ページをめくるのワクワクするね」
「銀杏の大木の黄金の葉っぱが散るときは、ギンナンの匂いを感じる」
「人の一生にもつながって、命のつながりを感じる」
「それぞれに大切な思い出の木があります」
「庭の老木が倒れた時は、静かだった」
「美しい、宝物の一冊ですね」
*あなたも絵本をひらいてみてね~*